ハチ公の物語は、ここから始まった
現在の松濤一丁目、Bunkamuraの裏手付近には、東京帝国大学教授・上野英三郎の自宅がありました。1924年1月、生後約50日のハチは秋田県大館から列車で送られ、この家に迎えられます。病弱だった子犬を上野は自分の寝室近くで休ませ、食事を共にするほど可愛がったと東京大学の資料に残ります。
駅へ通ったのは、わずか17か月の記憶から
上野が大学で急逝したのは1925年5月21日。ハチが上野家で暮らし始めてから17か月後でした。短い同居期間だったにもかかわらず、ハチはその後約10年、渋谷駅へ通いました。世界的に知られる駅前の物語は、この家で過ごした1年余りの記憶から生まれました。
赤:この地点 / 白:ほかの地点 / 点線:参考ルート