坂を下ると、ハチの生活圏が見えてくる
上野邸があった松濤側は渋谷駅より高く、現在の文化村通りも駅へ向かって下っています。正確な一本道は確定できませんが、家と駅の位置関係を現在の道路に重ねると、ハチが高台の住宅地から駅前へ近づいていった地形を体感できます。
ハチが覚えていたのは「駅から帰る主人」
東京大学の資料には、上野が長期出張から渋谷駅へ戻った際、改札でひとり待っていたハチと再会し、互いに喜んだという話が残ります。上野の死後もハチが駅へ向かった背景には、遠出した主人が帰ってくる場所として渋谷駅を覚えていた可能性があります。
赤:この地点 / 白:ほかの地点 / 点線:参考ルート